2021年4月15日公開 2021年6月 1日更新
「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.1版」改定の概要とポイント
令和3年1月、厚生労働省 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.1版が公表されました。 第5.1版では、サイバー攻撃の手法の多様化・巧妙化、地域医療連携や医療介護連携等の推進、IoT(モノのイン ターネット)と称される新技術やサービス等の普及、各種ガイドラインとの整合性の確保や個人情報に関する状況等、 医療情報システムを取り巻く環境の変化に対応するための改定が行われています。
医療現場でスマートフォンや各種クラウドサービス、各種ネットワークサービスを利用する場合や、複数の事業者を利用 する場合の責任分界の考え方が整理され追記されました。また、技術的安全対策では、医療情報システムにおける 利用者認証について、二要素認証技術の端末への実装をより強く推し進めるための有効な対策が示されています。 サイバー攻撃を含む非常時の対応として、非常時に備えたセキュリティ体制の整備、医療情報システムに障害が発生 した場合は、所管省庁へ連絡することが求められています。さらに、外部と個人情報を含む医療情報を交換する 場合の安全措置では、暗号鍵の利用目的に応じた、それぞれにおいて必要な共通鍵、秘密鍵を保護する機能を 具備することが求められており、医療機関等においては、運用的対策と技術的対策の適切なバランスを取るための 選択が必要となります。
本チュートリアルでは、関連する経済産業省と総務省から公表された「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの 提供事業者における安全管理ガイドライン」(令和2年8月21日)、個人情報保護法(令和2年6月12日改定)に ついても触れ、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.1版」改定の概要とポイントをお届けします。
「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.1版」改定の概要とポイント
山本 隆一 先生 (一般財団法人医療情報システム開発センター 理事長)
・チュートリアル参加費は無料です。また事前申し込みは必要ありません。 直接多目的ホール(第1会場)、もしくはWeb視聴でご参加ください。 (会場での参加やWeb視聴するには春季学術大会の大会参加登録が必要です)
・講演テーマに関連する事前質問を受け付けます。質問されたい方はこちらから登録してください。
(事前質問は5月30日まで受け付けています)
(事前質問は締め切りました)
・講演資料入手には資料代(¥2,000 税込)がかかります。資料をご希望の方はこちらからお申し込みください。 (6月7日までに手続きしていただくと、チュートリアル前にお届けします。大会後の資料請求も可能です)
・MISCA補更新ポイント(4ポイント)と医療情報技師ポイント(1ポイント)がつきます。
* 多目的ホール(第1会場)で参加される方は、認定番号が分かるものをご持参ください。 (会場でポイント申請書を記入していただきます)
* Web視聴で参加された方には、学術大会終了後にアンケートとポイント申請フォームのURLを メールでお送りします。MISCA認定番号、医療情報技師認定番号をフォームに登録して下さい。 (URLはWeb-ex Eventsにログインする際に入力したメールアドレスに送信します。 誤ったメールアドレスでログインするとポイント登録ができませんのでご注意ください)
** JAMI技師育成部会へのポイント申請は、iMISCA事務局がまとめて行います。
・Web視聴の場合、医療情報技師ポイント付与には60%(54分)以上の視聴が必要です。 詳細はJAMI技師育成部会のページをご確認下さい。